(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 中野です。

1969年にアポロ11号が月面着陸してからもう50年経ちます。この50年での宇宙開発は50年分進化しているとは言えません。なぜなら、宇宙開発は莫大な費用がかかるのに対し、リターンがあまりに遠い未来になるかもしれないか、もしくはありません。なので、宇宙開発は国家プロジェクトでしかできませんでした。
ところが、最近、イーロン・マスク(スペースX代表取締役)やジェフ・ベゾス(Amazon代表取締役)などが宇宙開発に積極的です。彼らが想像する未来では、いつ地球が危なくなるかわからない・・そのために人類が生き残る道を作らなければ・・という使命感です。

地球の代替として検討されているのは「火星」。テラフォーミングマーズです。(テラフォーミングとは人為的に惑星の環境を変化させ、人類の住める星に改造すること)彼ら、世界を代表する大金持ちが人類の未来のために、火星改造計画をたてそれを実行しているのです。
間違いなく莫大なお金がかかります。

その中の1つの技術として「宇宙エレベーター」を紹介したいと思います。そのために長ーい前段をお話ししました笑。

<宇宙エレベーター>
(発想の原点)
読んで想像する通り、地上と宇宙をつなぐ輸送機関です。
地上からみると、宇宙まで続く長いケーブルのようなモノになります。
ロケットでは爆発の危険性などが高いというリスクがありますが、それよりも莫大なコストが問題視されています。たった、1kgの物をロケット宇宙に運ぶまで100万円かかると言われています。宇宙で過ごすための食料や飲用水など、沢山の荷物があります。それらを用意するだけも莫大な経費がかかるということそれを減らし、安全に輸送できるということが大きなメリットと言えます。

(仕組み)
地球を周る人工衛星は、地球の重力で内側へ引っ張られる力と、遠心力で外に飛び出そうとする力が一致して釣り合っているため、高度を維持して周回しつづけています。このうち赤道上の高度約36,000km上の人工衛星の周期が地球の自転の周期と同じになります。これを「静止衛星」と言います。
この静止衛星から地上へ向けてケーブルを地上へ垂らすのと同時に、反対側からもケーブルを伸ばし、バランスをとるというモノです。

(実現可能か?)
このケーブルの素材の強度に問題がありましたが、昨今この状態でも耐えうる素材「カーボンナノチューブ」が発見されたため研究が一気に進んでいるそうです。
宇宙エレベーターが開発、運用されれば更なる宇宙開発が進むでしょうし、海外旅行よりも宇宙旅行へなんてことが誰でも行けるのでは?なんて言われています。

ちなみに元ZOZOTOWNの前澤社長の宇宙計画の予算は750億円では?と推測されています。桁違いの金額・・それくらい稼げないと宇宙へチャレンジは難しいのかもしれませんね〜

あなたの経営の参考になれば・・・