(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表 中野です。
これからの酪農後継者問題に関して。
今までは、後継者が継いでくれるのか?という問題が大きかったと思います。
が、おそらく将来的にそれが変わるのでは?という話しです。
2020年4月から中小企業に対しても働き方改革が施行されることになります。
働き方改革は本来 今までやってきた残業を減らそう!ということではなく、1人1人の生産効率をあげよう!という意味です。今までの残業ありきの年収体系を見直そう!というわけです。
大企業では2019年4月から動いています。
そうした結果どうなったか?大企業による早期退職という名の大リストラが起こりました。多くの企業で45歳以上の中堅社員のリストラが起きたわけです。
働き方改革の後、その先にある新しい雇用形態では将来の雇用の維持はできない…という経営者判断です。
これが働き方改革が始まった大企業の2019年です。
じゃあ、2020年の中小企業では何が起こるのでしょうか?
資金も多いはずの大企業ですらこの働き方改革の理想:生産効率を上げる!という真の目的を果たすことなく、あっけなくリストラをしてしまいました・・・
おそらく中小企業では、この働き方改革で大出血を起こし、倒れてしまう企業が多く出てくると言われています。
これからの社会人は3回職を変える〜と言われています。
20~40代、40~60代、60~80代でそれぞれです。
それくらい時代の変化の速度が速くなっている・・・ということです。
こうした事情を踏まえると、今後安定する仕事という1つの選択肢に「酪農」があるという認識が生まれる可能性が出てきました。自分の息子の兄が継いでくれたら〜という時代から、35歳でサラリーマンに見切りをつけて実家に帰って家業を継ぎたい!ということが増える可能性が高まっています。
もし、仮に40歳でリストラされれば、そこで一度キャリアは断たれ、年収もガクンと落ちてしまいます・・・
そうなるくらいなら!という若者も増えるのでは?という話しです。
あなたの経営の参考になれば・・・