(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表中野です。
アリペイとは・・・中国アリババの決済サービス、QRコード決済などなど様々な決済に使える。中国ではアリペイがないと決済できないレストランもあるくらい。
今回は日本ではなかなか実感できない、アリペイの凄さを語ります。
2020年8月25日に上場申請をしたアント・グループ。この会社は、世界最大のユニコーン企業と呼ばれる時価総額15兆円の会社。この会社はあの中国アリババグループの金融子会社です。子会社なのに15兆円・・・凄い。
ユニコーン企業とは・・・「創業10年以内」「評価額10億ドル以上」「未上場」「テクノロジー企業」の4つ条件を満たす企業のこと
このアント・グループが支えている「アリペイ」は今どこまで決済できるのか?どこまで中国人が使い倒しているのか?を検証します。
・クレジットカード機能・・主に「タオバオ」ECサイト、通販サイトでの買い物に使うそうです。中国では水道光熱費が番号管理と紐付けされていて、アリペイから番号入力すれば、口座振替が簡単にできるそうです。日本のように紙に書いて・・なんて事は今必要ないそうです。
・ローンの支払い・・ある方は住宅ローンの支払いに使っているそうです。みんなそうだと思いますが、支払いあっちでもこっちでもとなると、入金がどうとかこうとかめんどくさいですよね?それがアリペイで一括管理できるのも利点の1つのようです。
さらには、キャッシングもできるそうです。この方は、中国への送金の時に換金に時間がかかるのでその前に借りるそうです。その金利がなんと「セサミクレジット(信用スコア)」の数値によって変わるそうです。
おもしろい・・!
・コロナ対策・・・コロナの影響により移動制限、隔離規制がありましたが、どの人が乗り物に乗れる、どの施設に入れる、などなどの規制を、ゲートの入り口でこのQRコードを照らすことで承認できたそうです。イチイチ切符をかったり、お金をチャージしたりしない、そうです。
・投資・・・「余額宝(ユー・ウーバオ)という資産運用サービスがあります。これは「マネーマーケット・ファンド」と呼ばれる金融商品になるわけですが、ここにアリペイで余ったお金を置いておくと、毎日利子がついて、そこでたまったお金をアリペイに使えるというわけです。
一時は年率6%という高配当でしたが、今は年率1.7%、それでも日本の銀行金利より0.001%よりも全然良い利率です。
・本人確認や身分証明書として・・・今日本では身分証明として免許証の提示や保険証の提示を求められますが、アリペイ上のミニアプリで確認できるそうです。それと顔認証とを連動させて本人確認するそうです。
詐称なと起きた場合、それは厳格に罰せられるそうです。
日本ではまだまだ「現金」主義の方、お店が多いですけど、これからますます普及するので、今のうちに慣れておく事を僕はお勧めします。
あなたの経営の参考になれば・・・