(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表中野です。

日本ではECサイトとして有名だが、今や世界最大の巨大企業と言っても言い過ぎではない状態にまで迫っている。
つまり、今のAmazonはただのECサイト運営会社という規模でも業態でもないという事を今回解説していきたいと思う。

時価総額約150兆円、Apple200兆円に次ぐ世界第2位。コロナショックを経て従業員はなんと100万人を超えている。日本で最大ともいえる規模で7万人という事を考えてもそれがどれだけ巨大か想像できる。
ちなみに現CEOのジェフベゾスは総資産で世界No.1であり、その金額は10兆円をこえる規模となっている。日本の年間国家予算が100兆円と考えると、これがどれだけ巨大か?という事である。

では、そんなアマゾンが今どんなビジネスをしているのか?
え?そんなことまでやっているの?という話しをお届けしたいと思う。

Amazon Go ・・3,000店舗(2021年までに)
言わずとしれた無人コンビニ。キャッシュレス決済どころか、会計という作業は皆無。今日本でもLAWSON Goという名前で同じようなシステムを開発中。2021年までに3,000店舗にするそう

WHOLE FOODS・・500店舗
ホールフーズマーケット。Amazonが買収したアメリカの自然派食品スーパー。どちらかというと高級スーパーの類。

Amazon Books・・23店舗
アマゾン御家芸の本屋さんのリアル店舗。

Amazon Fresh・・1店舗
2020年春に登場したアマゾンの生鮮食品専門スーパー。

Amazon 4-star・・22店舗
アマゾン上のレビュー評価が高い人気雑貨やガジェットを並べたショップ

自動運転と配送ロボ
自動運転に関しては、アマゾンはズークス(Zoox)を買収して、さらに自動運転事業を拡張。さらには2019年EVベンチャーのリヴィアンに出資。さらには配送車10万台を発注。さらには同年2019年、自動運転ベンチャー、オーロラ社へも出資。
2017年には配送ロボットを開発するディスパッチ社を買収。その技術をもとに独自ロボ「Scourt」を披露している。

AWS Amazon Web Service・・クラウド事業
コロナショックの影響も相まって、リモートワークやビデオ会議が広まったことにより、クラウドサービスの需要が巨大化。クラウド事業世界シェアなんと45%でほぼほぼ独壇場状態。さらには、Slackと業務提携で他のzoomやマイクロソフトを追い上げにかかっている。
あのトヨタのモビリティシステムもこのAWSを利用する事がほぼほぼ決まっている。

これら事業を含め、Amazon全体の売上は年間30兆円。さらには、キャッシュフロー構造もあり、さらなる投資もしやすい状況となっているため、どんどん出資、投資を継続している。
おそらく、GAFAの中でますます巨大になる企業と言われている。

あなたの経営の参考になれば・・・