㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

空飛ぶクルマがどんどん現実味を帯びてきています・・という話し。

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空とぶクルマ、ヘリコプター、ドローンとそれぞれ何が違うのでしょうか?

一昔前、ラジコンヘリがありましたが、そこまで一般的には流行りませんでした。しかし、似たようなドローンは世界的に爆発的に流行りました。一般的に当時のラジコンヘリは、操縦が相当に難しかった事があります。空中であるが故に風の影響をモロに受けたり、重力の影響を受けるわけで、そこで機体のバランスをとるために、プロペラの回転速度を調整するという作業がラジコンヘリには必要になります。

一方、ドローンはそれを自動で制御してくれるので、初めてのヒトでも簡単に操縦できるのです。実際に、ドローンを操縦したヒトは実感するのですが、かなりの強風の中でも、機体自身が自分の場所を把握して、その場に留まるようにプロペラを生業しているのが実感できると思います。この自分の場所を計測する装置を「ジャイロ(センサー or スコープ)」と言います。これによって、機体の角度やバランスをとったり、着陸地点を把握したりする事ができるわけです。
これには、ガソリンなどのエンジン機関ではなく、電気でないと制御できません。
これが、クリアすべき1つ目です。そして、もう1つ・・

空とぶクルマには、このジャイロの他に、「型式証明」というのが必要になってきます。つまり、空とぶ機体として、その形は適正なのか?という事です。今の飛行機の型式もほぼ1つに統一されていることからも、その機体が安全なのか?を証明しなくてはなりません。これがクリアすべきもう1つの課題です。

現在、日本のskydrive(スカイドライブ)では、この型式証明の申請を提出できるところまできたそうです。そうなれば、この空とぶクルマが実際に飛ぶかもしれません。空とぶクルマは、完全EVです。今のところ、飛行時間は20分を考えていて、都内で交通渋滞を避けながら、屋上から屋上への移動、さらには運転は全自動運転を考えているそうです。空は、ヒトもいない、対向車もいない、自動運転は比較的簡単な技術でできるというわけです。

あと5年以内にチラホラ実装され、10年以内には各社それぞれの空とぶクルマを販売するようになるでは?と言われています。