㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
タイミーとは、ちょっとした空いた時間でバイトができる、スキマバイトアプリのこと
都内などの飲食店がいっぱいある地域では、このタイミーを利用してちょっとした空き時間にバイトができる、バイトマッチングアプリなるモノがある。その店で初めて働くことになるので、本人は何をしていいか分からず使い物にならない・・なんて意見もあるが、これはこれで需要があるそう。
実際に、募集を出しても来ないんだったら、誰でも良いから人手が欲しい・・というニーズに応えるビジネスというわけ。
一見すると、非常に便利だが、こういったタイミーなどで雇用した人材は、決して人財ではない。残念なことだけども、誰でもできる単純作業のためにヒトを雇用するということを繰り返しているビジネスには、確実に「利益」がついてこないからだ。
誰にでもできる単純作業は、どんな単価で雇っても100%マイナスでしかない。そこには、工夫の余地もない、将来には機械化される作業ということだけ。
これは、タイミーを利用する飲食店だけの話しではない。
一般的な解釈で、マルクス主義は労働者は資本家に搾取されているという言い方をする。つまり、従業員は経営者に搾取されているということだ。
その搾取を平等にするために、「富の再分配」という名目で税金が施行され、金を持っている人間ほど税金額を多く徴収されていく。
しかし、この仕組みでも平等にすることすらできなくなってきている(僕は格差拡大を推奨している)。
その理由は、単純作業の人海戦術に対する「価値」がマイナスになっているからである。具体的にいえば、最低賃金の上昇、社会保障の上昇による「コストアップ」、他業種との待遇格差による「募集してもこない現象」、この流れは、今後も加速する。
つまり、今この単純作業の人海戦術を続けるリスクの方が大きいということ、これを続けても絶対に儲からないということ。
ましてや、この単純作業を経営者自ら率先してやっている・・なんて経営は、今後どうなっていくのか?よくよく考えた方が良いと僕は思っている。