㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

前回に引き続いて、「常識」について考察していきたいと思います。

僕は常日頃から疑問に思っていることがあります。
これも、業界の「常識」になるのかもしれません。自分の経営を他者と比較するとき、隣りの同じ業界の経営と比べる方が多いですね。その隣りと比べて、良いとか悪いとか、考えているケースが多いわけです。
自分でわざわざ狭い世界で競争してしまうわけです。
例えば、「我が社は北見で1番である」と本人が思っていても、公の場では、それ自体あまり意味がありません。どうせ、自慢するなら、日本一、いえ世界一を自慢すべきだと思うわけです。

これも、地域で1番を目指してしまうと、同じように「自分で自分のポテンシャルに蓋をしてしまう」わけで、自分で成長を止めているわけですね。さらには、隣りの経営と比べても、ほとんどが自分の経営と似ているわけで、そこに経営者として学ぶべきことはありません。もっともっと裾野を広げなくてはなりません。

そして、1番大事なのが「自分はすごい」と思ってしまうことです。僕は何度もその現場を見ているのですが、いわゆるプチ成功(成功なのか??)を経験して、そこで成長が止まってしまっているケースを見ています。そういった方は、自分の万能感に酔いしれてしまいます。
僕自身は、比較の対象を「ユニクロの柳井さん」「ニトリの似鳥さん」「日本電産の永守さん」と考えることで、常に自分はまだまだである・・と意識するようにしています。どこまで、今の会社を大きくしたところで、彼らの規模には到底及びません。

僕がコンサルしているとき、この「プチ成功」というやつに気をつけるようにしています。プチ成功、成功したと思い込んだ人間は、必ず油断するからです。油断して、落とし穴に落ちていきます。経営は流動的です。成功したかに見えても、その先に、落とし穴があることも多いわけです。
これも経営者が陥りやすい「常識」の1つだと思うわけです。