㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

Twitterで面白いコメントをしている方を見つけたので、その解説をしようと思う。

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ある後継者なのかな、若い方のコメントでした。
→ 先に言っておきますが、僕自身もコンサルタントですが、コンサルタントをディスってるから・・という理由ではありません。
この「ワード」はよく聞くワードだからです。

皆さんの周り、もしくは皆さん自身がそう思っていませんか?
さらには、リプ欄も良いですね!合いの手も決まっていますね。

もしも、あなたが経営者であなた自身も同じように思っているのなら、今日でその考えは停止した方が良い!とアドバイスしておきますね。
では解説していきましょう。

この考えの何がいけないのか?
この思考に至る根底にあるモノ、それは「成功」は誰かに聞けば分かる!という、他責思考にあります。さらには、権威・年数・近親という、成功の指標に関係のないモノサシで判断してしまっていることにあります。
この方は、まだ自分の経営をしたことがないので理解できないのかもしれませんが、経営者として新しい事業を開始しようとすると、1番邪魔をしてくるのがこういった年配の偽成功者たちです。彼らは、自分の過去の成功体験を今でも通用するかのように押しつけてきます。
→ これはわかるヒトに分かると思います。

逆説的に言いますと、もしも、こういった先輩たちから称賛されるということは、過去の成功体験を逸脱していないということだと思います。それはつまり未来の失敗を意味します。

自分の思考の外にあるモノを理解できず、排除する。これは、誰もが経験することであり、未来に遭遇することで初めて実感できることでもあります。
なので、リプ欄の方も同じことを言っています。「自分か誰かが経験したことじゃないと信用できない」と。

では、牛舎を新築するということはみんな1回経験してからできるモノなんでしょうか? マイホームも3回建てないと、本当に自分の望むものはできないと言われています。僕は、それでも10年後には型落ちになるので、結局は無理だと思います。

規制緩和や同調圧力が無くならないために、日本全体が沈んでいる。その根底にある、結局は「昔のやり方」に固執する。変えたくない。変わらなくて良い。怖い。こういったモノを突破しなくては、いつまで経っても日本経済は良くなりません。