㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

ネットメディアの普及によってプロ化する種目が増えるという話し

スポーツ観戦といえば、野球。僕の奥さんは、野球シーズンはテレビで野球の中継を見ながら、自分のスマホのYouTubeで解説者の話しを聞いている、2刀流で「観戦」を楽しんでいる。YouTubeでコメントしながら楽しんでいる。
さらには、YouTubeなどのネットメディアの普及で、競技の裏側や選手のプライベートなど見ることでさらに親近感が増して、好きな選手に直接「応援」ができる方法まである。
応援の見返りに選手から直接「お礼」を言われる・・なんてこともある。

ホリエモンがフジテレビを買収するとなった時、日本国民中が反対したが、それから20年、今その世界が体現されている。テレビにできないメディアが完全に、ネットでできるようになってしまった。

拡大されたネットメディアでは、コンテンツの数と種類が膨大に増えた。それは、個人1人1人の好み・趣味に合わせた、コンテンツが増えたということ。
 僕が最近観ているのは Abema の 麻雀プロリーグ「Mリーグ」や 将棋のAbemaリーグ である。今まで、将棋といえばNHKで長ーい対局しかなかったが、Abema では、1時間以内に終わるようなゲームもある。これは麻雀も一緒で、今まで場末の汚いおっさんのイメージしかなかったが、今やプロリーグができて、若い女性選手も多い。さらには、このプロ選手たちがそれぞれ個人のSNSで、対局の解説や、YouTubeでの同時配信など、さまざまなファンサービスが充実している。

誰も知らないような選手を「知る」ことで、ファンになる。このファンになる過程が非常にスマートになった。

テレビを観る人は減ったかもしれないが、メディアコンテンツを観る人は絶対数が増えたはず。これが「規制緩和」の力なのである。既存メディアだけでは、既存のやり方だけでは、既存の思考だけでは、既存の・・・では、絶対に増えないのである。