㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

「運が良かった」「運が悪かった」経営には、いろんなパターンがあると思います。

ハーバード大学で有名なサンデル教授も、「実力も運のうち、能力主義は正しいのか?」という著書で、経営で成功できた理由の1番は「運」だ。たまたま、ホニャホニャブームがきたから、たまたま大きなクライアントと契約できたから、たまたま・・・という、経緯を見ていると、成功するか否かは「運」だと。

でも、ここで言う「運」とは、宝くじに当たった!というような、ラッキーとは違うと思っています。

経営における「運」とは、あきらめないヒトにのみ味方します。

ちょっと嫌なことがあるから、逃げたり、ご褒美反動に逃げたり、我慢できないヒトは何をやってもダメなんです。
苦しい時期を我慢して、逆境を乗り切って初めて運が出てくるのです。
普段から努力し続けていれば、巡り巡りってどんな困難にぶつかっても、必ず救世主が現れたりして、状況が好転していくモノです。苦しくなったとき、なぜか必要な時に必要なモノがもたらされるのです。
諦めずに努力を続けてきたおかげです。

運があるから、ヒト・モノ・カネが集まるのではありません。諦めない努力=執念があるから、運が集まってくるのです。

これは、僕の言葉じゃありません。お値段以上〜♪ の ニトリの似鳥会長の本から抜粋したモノです。

でも、実際には「運」が集まるまで努力できるヒトは、ごくごく稀です。
みんなそこまで待ちきれず、諦めてしまいます。
なぜか?それは、その場での行き合ったりばったりで意思決定しているからです。先日の長期ビジョンを持っているヒトは、それが今の自分の経営には必要なんだ!ということが分かっているので、努力を続けることができるのです。

傍目から見て、どんなに経営が上手くいっているように見えるヒトでも、本人は苦しんでいると思います。「上手くいくのか?」「失敗したらどうしよう?」「何が必要なのか?わからない」
もしくは、今経営が上手くいっていないヒトは、ますます不安でしょう。
でも、今やっている努力は、
 明日のためなのか?
 今年のクミカンをうめるためなのか?
 30年後の目標を叶えるためなのか?
考えてみてください。