㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
Amazonといえば、世界トップレベルの企業だが、その実態は・・・
先日報告されたレポートによると
すでに日本人は、労働時間でも先進国の中でも少ない方に分類されている。あのバカンスが長いイメージのあるEUよりも働いていないわけだ。さらには、1時間あたりの生産性(利益)も低い。そりゃあ、経済が停滞するわけだ。
世界のトップ企業で、日本だったら確実にブラック企業認定されると僕が思う企業の1つが「Amazon」である。Amazonは社員の平均勤続年数がなんと1年以内。元CEOのジェフ・ベゾスの要求は相当高かったようで、それについていけなくて辞めていったヒトは腐るほどいるそうだ。さらには、余計な経費も使わせず、役員であっても移動はエコノミークラスという、超絶ハードな職場だ。そんな事例をいくつか紹介する。
「休日にも関わらず会社から電話やメールがきます。それが普通であり、きたら即対応が求められます」
「結果責任が求められるため、その分プレッシャーが多かったのと、休日の家での作業や残業は多かったです。業務にもよりますが、出産してから働くのは難しい職場だと思いました」
「パフォーマンスが少しでも劣るとすぐに改善プログラムと呼ぶ成果を上げなければならない期限が設定され、未達の場合は降格(減給)される。改善プログラムの多くは現実的には達成の難しい内容で、実質的には退職勧奨に近い」
「業務量に対してヒトが足りないため休日も仕事をしていたこと、達成困難と思われる目標を背負わされるため、精神的にも肉体的にも厳しい環境で、私の周りでも退職者や休職者が一定数いた」
などなど、聞けば聞くほどまあ日本の基準では、ブラック企業ですね。
でも、これは言い換えると世界のトップ企業は、そうでもしないと生き残れない、ということの裏返しです。ましてや、創業であり、経営者であった、ジェフベゾスのワーカホリックぶりは有名です。イーロンマスク、リード・ヘイスティングス(Netflix)も有名です。
ちょっと負荷をかけただけでブラックだの、休日は休日と顧客満足を考えない、日本のサラリーマン、経営者では、こういった企業にはとてもじゃないが勝てないでしょう・・・
莫大な資金、トップクラスの人材(報酬)、その働く質と量、アメリカや中国に日本が勝ちたいのであれば、今の労働者が変わらないと無理だと、真剣に思います。