㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

今YouTubeのネタで「経営改善」をテーマに内容を考えている。経営改善とは、結局のところ、コスト削減ではなく、「投資」をどうやっていくか、言い換えると、経営者が、自分の経営に対して、どういった部分にお金を使うか?ということでもある。

経営改善といえば、必ずみんなコスト削減もしくは、あっちの水が甘いとなればそっちに飛びつく・・という、知性のかけらもない、戦略・戦術のかけらもない、そういった状態になりがちである。
100歩譲って、あっちの水が甘いとして、その甘いように見える水も実は「投資」が必要だったりする、というか必ず投資が必要である。自分の経営の主軸で儲からないから、違う分野で補う、これはそもそもの発想がずれていて、本業が儲からない人が副業をしても、儲かるはずがない。
これは、戦術論の視点からもずれている。戦において、駒は分散してはならない。

結局、経営を良くしていこうと考えるならば、必ず「投資」が必要なのである。

「投資」に必要な資金を捻り出したとして、では、実際にどこに投資をするのか・・・どこに投資をすれば、最も効果的なのだろうか。
それは、今自分の経営が抱えている問題の中で、何が重要なのか・・ということになるだろう。
物事には、何にでも「重心」がある。どんなものでも3点あれば、必ずその中心に重心が存在する。自分の経営の問題点の先に、どんな重心があるのか、それを徹底的に考える。
自分の経営をとことん分析する。何をすれば解決するのか。とことん考える。
その先に、自分の経営の重心がわかる。
そして、その重心が分かれば、そこに「投資」をする。
それしか、経営改善の道はない。