㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

酪農経営でも他産業の経営でも、実際に儲けることは非常に地味だ。
よくコンサル先で話すのが・・
キャッシュを増やす大変さだ。月に100万とか200万とか増やしたいけど、実際は月に20,30増やせたら御の字で、何か突発的な出費があればそれが全て吹き飛ぶ。
実際には、なかなかキャッシュが増えない。

これは利益も一緒で、なかなか簡単には増えない。
なので、どうしても・・誘惑に引っ張られる。
「こっちの方が儲かるよ〜」みたいな誘惑にどうしても引っ張られる。
酪農よりも和牛の方が・・・F1の方が・・・株とか・・保険とか・・・みたいな、誰でも簡単にちょちょいと儲かりそうな話しに飛びついてしまう。

頭ではわかっている。
そんな簡単に儲かる話しなんてないと。
頭ではわかっている・・・が、ついつい飛びつきたくなる。

ここで我慢しなくてはならない。
もう一度、経営を考える。
経営とは、資源(リソース)を投資してそこから利益を得る商売である。そこでは、自分がやりたくない仕事だって、やらなくてはならない。決算書を読む・やりたくない、数字を読む・やりたくない、振込入金を確認する・やりたくない、そういったやりたくないけど・・やらなくちゃいけない事をやるのが経営者の仕事である。
我々経営者は、やりたくないけどやらなくちゃいけない仕事をするのが仕事である。
だからこそ、そこにニーズがあり仕事になっているのである。

世の中には経営者になりたくない、やりたくない人がいっぱいいる。
でも、経営者がいなければ会社は当然機能しない。
だからこそ、需要とニーズがある。だからこそ、儲かるチャンスがある。
やりたくないことから逃げてはいけない。
経営者は何でも自分でやらなくてはならない。