㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

経営とは、臆病でなくてはならない。

「トレイ掃除で運気が上がる」というジンクスがある。
聞いたことがあると思う。
これは、正しいのだろうか?

経営において、トイレ掃除をする、社員にさせる・・・まあ、ほとんどの人がトイレ掃除なんてしたくはない。自分の使ったトイレの掃除も嫌なのに、他人が使ったトイレなど、ますます嫌だろう。
同じように掃除をさせたとしても、仕上がりは皆違う。
仕方なく嫌嫌やっている者は、表から見えない便器の裏側までは掃除をしない。
だけども、本気で綺麗にしようとする者は、裏側まできちんと掃除をする。

この差が、仕事の「」である。はっきりとした差となって、現れる。
裏側は見ないから、しなくてもいいや・・という人は、仕事においても上辺だけきれいに整えて見せるような仕事をするだろう・・・裏側もきちんと綺麗にする人は、手を抜かず実直に仕事に取り組むだろう。
たかが、トイレ掃除に、ヒトそれぞれの考え方や姿勢がはっきりと現れる・・のである。

さらに、トイレ掃除を自分でしていると、だんだんと「便器を汚すまい」という気持ちになってくる。汚せば、それだけ自分が苦労して綺麗にしなくてはならない・・自然と綺麗にしようという気になってくる。
僕自身、トイレ掃除をするようになって、こんなところが、こんなに汚れているのか?という気持ちに確かになる。
これが、トイレだけではなく、車内、机、作業場、全ての整理整頓につながっていく・・そして、品質管理に繋がっていく・・当然のことである。

たまに伺う、牧場のトイレは非常に汚かった・・しばらくすると、使用中止になった、さらに、直したにも関わらず、すぐまた、使用中止になっていた。
これが、トイレだけの話しだろうか?トラクターは?直したけど、すぐ違う箇所が壊れた。もしくは、これが、牛だったら・・・
全て、繋がっていく。
当然、トイレが汚いその牧場は、経営に四苦八苦しているようだ。
まずは、経営者が掃除をして、綺麗にする大変さ、整理する大変さを実感して、それを従業員にも伝えていく・・というのが会社全体の品質管理を向上させるのかもしれない。

たかが、トイレである。
トイレ掃除1つとっても、ここまで神経質になる経営者はいないだろう。
でも、経営とはそういうものである。