㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

先日、コンサル先の経営者と話していると・・たまたま、トラクターを乗っていて後ろの油圧部分をちょっとこづいてしまって、たまたま割れてしまった。修理、部品交換をお願いしたら・・・なんと4万円もかかった。
わずか5秒ほどの油断で、数万円が飛んでいく・・、それが経営です。

あらゆるコストが跳ね上がり、資材も高くなっている・・もちろんそれも理由ではありますが、もともと経営とは薄氷の上を歩いているようなもの。経営者のちょっとした油断で、数万円、数十万円、数百万円まで損害は跳ね上がります。
実際にも僕も経験があります。
これを「ただ運がなかった」で、終わらせるのか?
それとも、高い授業料として同じ失敗を犯さないように注意するのか・・そのために何をするのか、何を考えなくてはならないのか

経営とは、「お金の使い方」であることがわかります。
経営者として、事業のお金をどう使うのか?
投資をして、そのリターンを得るのが、経営です。
その投資を行うときに考えなくてはならないことは、「良いものは高い」ということです。逆は考えなくてはなりません(高いから良いモノではない)。安くて良いものはない・・。

仮に・・こういう質問があります
(問)
あなたは、今保険に入らなくてはならない状態にあると考えてください。
そこで質問ですが、あなたは誰から保険に入りますか?

こう聞かれて、どう考えますか?誰から、どこから、をどう考えるか?
経営者ならこう考えなくてはなりません。

地域で日本で1番優秀な会社や1番成績の良い営業マンから買う、入るべき・・というのが答えです。経営者なら、同じお金を使うなら、こうやって考えなくてはなりません。安くて良いもの・・なんてありません。あっても1回こっきりで、続きません。自らの大事なお金を投資するときは、この1番の会社、人に使わなくてはなりません。そうやって、優秀な会社、人材には、おんなじように優秀な会社、人材がついてきます。そうやって、自分の経営も発展していくのです。

コストが上がって、油断の損害も跳ね上がった、そんな時代だからこそ、より慎重に投資しなくてはなりません。ここでいう慎重とは、1番の会社、人材にお金を使っているのか?の見極めです。その投資を躊躇ってはいけません。