㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

日本の経営者の100%が自分がやっている経営は「正しい」と思っている。
だから、ヒトから色々言われても中々話しを聞き入れない経営者は本当に多い。なぜなら、自分は「正しい」と思っているからである。
ところが、自分ではなく、他人の経営をひょこっと覗いた時に、「もっとこうすればいいのにな」というケースも非常に多い。これは裏を返すと、自分が「正しい経営」と思っていても、他人がみればまだまだ改善できるところがあるのだけども、自分では全く気づいていない・・・・ことに、本人が気づいていないのである。
あなたも、わたしも、あの人も、この人も、みんな一緒である。

この自分は「正しい経営」をしていると思い込んでいる経営者に対して、「難しい」としか言いようがない。
何が言いたい・・・周りがいくら言っても、結局、変わるのは本人次第である。
経営が悪いのを何とかしたい・・と本気で思っているのか
経営が悪いのは、これは、政府が悪い、農水が悪い、農協が悪い、ホクレンが悪い・・と考えるのか
経営が悪いのは、今は仕方ない・・と思うのは、全て、本人の自由である。

経営において、結果が良いのも悪いのも全て経営者次第である。
だからこそ、経営が悪いのを立て直すことができるのも、コンサルでも、農協でも、ホクレンでも、農水でも、政府でもない、経営者本人である。
経営者の意思次第である。
「いやいや、そうは言っても」という方が必ずいるが、
異論は一切認めない。
だって、あなたが思っているではないか
今の日本の総理大臣は頼りない、日本の舵取りがうまくできていない、リーダーがダメだから、日本がダメなんだ。
これはそっくりそのまま、経営者がダメだから、経営がダメなのだ・・である。

経営者は大人である。ほとんどが良い年をしたオッサンである。オッサンは、もう誰からも怒られることはない。注意されることはない。だから、ちょっとでも間違った考えを持ってしまうと、曲がった枝がそのまままっすぐ育つように、間違った経営をずっとやってしまう。
ところが、間違っていたとしても、誰も注意はしない。
経営者は、自分で気づくしかないのである。
でも、ヒトは、自分で気づくことができないのである。
では、どうするか?
自分で気づけるように、努力するしかない。

これも全て、経営者、本人次第である。