㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
「あたり前のことを徹底して積み重ねる」
この言葉ほど、経営者にとって辛いことはありません。
この猛暑の中、寝不足で、フラフラ・・・実際にお会いする皆さんの顔はキマっていて、やばい表情をしています。「眠い」「疲れた」「頭が動かない」非常に分かります・・・理解できます。
しかし、そういう時こそ、この「当たり前のことを徹底して積み重ねる」ことの重要性が理解できます。これは、店舗ビジネスであれば、常に、暑かろうが、寒かろうが、疲れていようがいまいが、「目の前のお客様1人1人に対して、大事に接客する」・・・これができる方が何人いるでしょうか?
イライラしたり、「俺は疲れてるんだ」と叫びたくなったり、「本当にこれでいいのか?」となったり、仕事がやっつけ・・になってしまうこと、多々あります。
なかなかできることではありません。
さらに、難しいことは、この「当たり前のことを徹底する」を社員全てに、共通認識させるということ・・、これはかなり難しいことです。自分すらできていないのに、それを社員に・・・難しいですが、やるしかありません。
世の中の多数派の方は、「儲ける力」というと、頭が良い・・とか、知らないことを知っている・・とか、テクニック的な・・とか、派手な方法や特別な方法があるんじゃないのか・・など、錯覚しています。
実際に、リーマンショックの後、アメリカのビッグ3の自動車メーカーたちは、企業再生となりました。再生前は経営の本質から外れたことをやっていました。例えば、決算書や報告書の数字を良く見せるために、売上が良くないとリストラをして表面的なコストカットをするとか、あるいは、「今、車を購入すれば3,000ドル浮きますよ」といった短絡的な販促を派手にやることです。こんなことをしていて、経営が良くなるはずがありません。
これは、酪農経営であっても、乳牛市場の相場が上がれば、高く売れて儲かる?のかといえば、実際に売る牛がいなければ、売ることもできません。その時は、「育成が高くて買えない・・」などと言い出すのでしょう・・。
結局のところ、儲かる方法とは、地味なことの積み重ねの先にしかありません。
偉そうなことを言っている僕ですが、僕自身もまだまだ不足するところは多々あります。毎日、1つ1つ気付かされます。「あー、もうこれでいいや」という時に、社員に「社長これでいいんですか?(こんなテキトーでいいんですか?)」という場面があったり、お客様がヘロヘロの中でも、「今日のうちにやらなくては」と奮い立つ姿を見て、僕も・・と感じています。
今現在、このブログを書いているのは、7/30の朝AM5:57です。これから、6時半には出発します。毎日、10分でもいいから、勉強して、やるべき仕事をやり、かつ・・・というコツコツの先に、儲かる力が身に付くと、思うのです。
皆さんも!ぜひ、自分の経営を儲かる経営に変えるために頑張りましょう!