㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

超絶ブラックなことかもしれない。
オムロン創業者、立石一真さん。今日本中にある、駅の自動改札機を作った会社の創業者である。

彼が言っていたコメントに
「1日は24時間しかない。睡眠に8時間。仕事に8時間。食事や余暇に8時間。この食事と余暇の8時間を、自分の好きな『仕事』の時間にしよう。」

働きたくない人と、働きたい人の違いとは何のか。その理由と原因は僕には分からない。
けども、会社を成長させるとか、人よりも良くしようと思うのならば、そこには「楽して儲かる?」なんてモノは存在しないことは分かる。
遊びたい、楽しいことだけしたい、その気持ちも分かる。けれども、人と同じでは、人と同じ結果しか出ない。人よりも・・と望むなら、それだけ「量」もカバーしなくてはならない。

世界1の資産家のイーロンマスクですら、仕事場に寝袋を持ち込んで、泊まりがけで仕事をすることがあるというのは、有名な話し。
日本の名だたる経営者も、人の倍、働いてきた・・という。
人の倍、1日は24時間しかない・・のに、どうやって2倍働けるのか?と、疑問に思っていたが、最近やっと腑に落ちた。
常に、寝ている時も、起きている時も、仕事のことを考え続けていれば、人の2倍は働けるということだ。

オムロンが作った自動改札機。これも、決して、設計図を作りました→作ります→売れました・・という単純なことではない。
当時、この仕事を受けるか、大揉めし、この機械で作れるのか?で、大揉めし、経営者である立石さんと従業員の間で、何度も何度も「もうできません」「いやできる、作れるはずだ」という問答を何度も何度も何度もしたそうだ。
これには逸話があって、当時、ニデックの永守さんが立石さんと昼食をしようとお伺いして、立石さんが「永森君、ちょっと待ってくれ」と、そして、従業員とそこから5時間「できません」「できる」というやり取りをしているのを見たという話しがある。
できません・・・ということは、何度も試作品を作っては直し、を繰り返し繰り返し行っていたのだろう。そこには、膨大な時間がかかったはずだ。

「楽して儲かる方法はない」これは言葉だけでは、理解できない。本当に儲ける方法は、地味で退屈でを続けて続けた先にしかない。そして、その成長はもしかしたら、ほんのちょっとで、自分には気づかないかもしれない。しかし、この地味で退屈な当たり前のことを当たり前にやる・・を続けることが、本当の儲ける方法なのである。