㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

あらゆるメディアで今酪農は、飼料代・光熱費の高騰、牛乳の消費 低迷による値上げが思うように進まず、酪農経営は不景気。赤字経営が続き、出口の見えないトンネル・・というような表現がされています。
先日のNHKでも、過去最大の酪農危機として取り上げられています。

どうすればいいのでしょうか?
今、酪農経営は何をすればいいのでしょうか?

今から経営者として、何が明暗を分けるのでしょうか・・

▶︎ 身も蓋もない事かもしれませんが、これから先も経営者としてやっていく上で、肝に銘じなくてはならないことは、経営が悪くなってから良くしようと思っても、それは、かなりの困難である、ということを自覚しなくてはなりません。
「経営が悪くなる」ということに対する危機感が足りなすぎるのです。よく、経営が悪くなってから「お金を借りたい」と言っている経営者がいますが、それでは遅すぎるということです。経営が悪くなってからでは、返してくれるか分からない所に貸す金融機関はありません。
悪くなる前に・・を肝に銘じなくてはなりません

▶︎不景気・不況と言われている状況下では、経営者の心はすでに折れているか、ヒビが入っています。全く無事という人はほとんどいません。そういう時、必ず、ヒトは流されます。不安で不安でたまらず、群れたくなります。誰かに聞いて欲しい、無闇矢鱈に飲み会が増えます。心が弱っていると、楽な方に楽な方に逃げたくなります。
こういう時こそ、あえて難しい課題にチャレンジしなくてはなりません。難しい課題とは何か?一例をあげれば、過去最高の乳量を目指す、そのためにはどうすればいいのか?というチャレンジです。
「困難は、解決策を連れてくる」という言葉があります。
困難を乗り越えることができたなら、その先には、明るい未来が待っているということです。

今の困難は、飼料代・光熱費のコストが高いこと・・この高いコストの中で、利益を出せる経営ができたなら、それは、前よりももっと強い経営に成れたということです。困難が解決策を連れてくる、とはそういうことです。
乗り越えた先には、必ず明るい未来が待っています。
メディアに出ている経営者は、残念ながら皆一様に暗い顔をしています。残念ながら、あの表情では、困難には勝てません。今、苦しい状況だからこそ、「絶対に会社を潰さない」という、強い意志が必要だということです。
そのためには、何をするのか?かが、重要です。