㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
経営改善とは、習慣の改善である
自分の経営に必要なことを習慣化する、それを続けることでしか、良い結果はついてこない。
メーカーであれば、営業を続けるしかない。どれだけ顧客との接点を増やすか、それがネットなのか、対面なのか、はさておき、顧客との接点を増やすためには、努力が必要だ。それを習慣化すること
酪農経営であれば、やらなくてはならない作業を習慣化すること。必要な洗浄、必要なエサ、必要な清掃、必要な管理、全てを習慣化してやることでしか、結果はついてこない。その上で、この今の習慣に「なぜ?」を付け加えて、改善していく。清掃であれば、ココの掃除もした方がいいのでは?と疑問に思い、今日その日から毎日続けていく。これが経営改善の習慣の改善である。
すぐに結果なんで出ない・・・けども、すぐに結果を求めてしまう、気持ちになる。常に、一発逆転満塁ホームランなんて打てないのに、ソロホームランすら打てないのに、そればかり考えてしまう。
経営において、経営者の努力の先にしか、経営改善の方法はない・・のに、それが我慢できないのも、人間のsagaなのだと思う。
仮に、今の酪農不況が改善されたところで、自分の経営が良くなると思っているのなら、それは大きな勘違いだと思う。そんな他責で、外部環境で良くなったところで、経営改善が自分の力で為されない限り、また、同じことを繰り返すだけである。同じこととは、餌代が高いから儲からない・・とか、乳代が安いから儲からない・・と、同じことを繰り返すだで・・これでは、この先生き残ることなどできない。
どんな状況であれ、今までの反省を活かし、次の経営に活かすのが大事なのだが、外部環境の変化でオタオタするだけでは、何も得ることはできない。
経営が悪くなったから、自分の生活レベルを抑えている経営者は、一体何人くらいいるのだろうか?
破産して詐欺行為をした小室哲哉も、警察に捕まった時は、1泊3万?4万?のホテルにいた。テレビで見るような破産宣告した会社の経営者は、かなりレベルの高い生活をしているように見える。
今のこの酪農環境が、普通の状態であるならば、今のこの状態で利益を出していくにはどうしたらいいのか?ということを、経営者として、真剣に考える必要がある