㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

地道なことを徹底してやる。
経営を知らない人は、儲ける力というと、何か派手なことをやったり、特別な方法があって、そこを突けば成功できると錯覚している人がいますが、そんなことは全くありません。
経営というのは、当たり前のことを本当に当たり前に毎日実行する。そして、チェックし、次の方法を考える、計画を変える。このことを繰り返す。
本当の儲ける力とは、こんな地道なことが徹底してできることころにあるのです。

1日1日の積み重ね・・・1つ1つの積み重ね・・・使い尽くされてきたこのような言葉にうんざりする、聞き飽きた、そういった反発を持つ気持ちも分かります。が、実際に、会社の儲ける力とは、それしかありません。この事実を、真芯に信じ込んでいないと、つい、「誰かがこんな方法で儲けたぞ」というような甘い誘い水に引き寄せられていくわけです。「こんな特殊な方法があるぞ」「本業で儲からないから副業で」「株や投資信託だ」というような、すぐに楽して儲かる方法がどこかにある、と勘違いしてしまうのです。

この儲ける力に対して、能力がない、と思う方が多いわけですが、これは能力ではなく、『習慣』の問題です。習慣なので、本来、誰にでもできるはずです。
さらに、会社のトップである経営者が、この「習慣」を実行しない限り、部下は絶対にやりません。こうした当たり前のことができない会社は、気づかないうちに徐々に経営が悪化していきます。
儲けに結びつけるために、細かい1つ1つ当たり前のこと、地道なこと、あるいはそれぞれの仕事の原理原則で記しているようなことをコツコツと毎日当たり前の実行し、問題があったらその都度解決して、徹底的に積み上げていく、これが欠かせません。

本当に儲けるために必要なことは、地道で泥臭いこと。経営者は、この泥臭さを大切にし、できることをやり続けることが欠かせません。