㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

「自分ができている」と心の目でモノゴトを見ても、何も見えてきません。
過去やったこと、あるいは市場のこと、将来やりたいと思うこと、そういったことを「本当にそうなのか」「本当にできているのか」などというように、自分に問いかけて、真剣になって考えるということ。
経営者にとって、最もまずいのは「自分はできている」という心を持つことです。
表面上は謙虚ぶっているけれど、本当は自分は結構できていると心の中では思っている人が、たくさんいるからです。かなりの方がこういう思想です。
周りと比べて、自分はできているから、大丈夫だというような、自分の中での自分基準を超えているから大丈夫、というような発想は、これでは間違いなく経営者はダメになってしまうということです。

どんなに上手くいっている会社でも、それは今潰れていないだけであって、会社経営とは、潰れる<会社<潰れない、「潰れる」と「潰れない」の間を、こっちにいったり、あっちにいったりを繰り返しているに過ぎません。どんな会社でもいつ潰れるか分からない、ということです。
この状態の中で、経営者は常に「危機感」を持たなくてはなりません。これは「不安」ではなく、「危機感」です。不安とは、漠然としたもので、この先会社がどうなるんだろう・・というような漠然としたものを不安を呼び、このままではいけない、この状態が続けば会社は潰れてしまうかもしれない、そのために今経営者としてしなくてはならないことは・・・というのが、危機感です。

経営をしたことがない人には分かりづらいことなのですが、会社経営において、困ったら誰かが助けてくれる・・・なんてことはあり得ません。実力=結果の世界であって、誰かが成功を保証してくれることはありません。自分は断崖絶壁の上を歩いている、いつ落ちてしまうかもわからない・・・ちょっとでも油断したら真っ逆様に落ちる、という危機感を常に持つことが「経営者の当たり前」ということです。
『常に不安です。この不安を解消したいです!』ではなく、この不安な状態がこの先もずっと続くのが、経営者の正常運転だということです。