㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
会社として、「良い商品」を作る事ができた。この商品が売れた。良い結果になった。が、その先もこれが続くか?となれば、続くことは少ない。酪農経営であれば、牛群の乳量が過去最高になった、繁殖成績も上向き、良い結果が出た、が、これが1年、2年、3年と続くか・・・ということである。
良い商品を作った=良い結果、この事実が「まぐれ」なのか、「実力」なのかを見極める必要がある。良い結果の原因を理論的に説明できるかどうか、解析できているかどうかで、まぐれ、か実力かがはっきりする。多くの場合、説明できない。説明できない、ということは、まぐれ、再現性がない、ということである。
では、どうしたら、この良い結果を継続できるのか?
そもそもが、継続しよう!と考えることが間違いである。継続しよう!ということは、今までやってきたことの繰り返しであり、そこにはプラスαがない。改善しよう!新しくこれをやろう!と考えて、初めて維持+向上できる、のが真実である。でも、多くの場合、今までやってきた「これ」をやれば良いはずだ!で、止まってしまう。そうやって、継続することもできず、復活することもできない。これを繰り返す、のである。
何が原因で良い結果を出す事ができたのか、分からない=解明できない、のはよくある事で、それ自体は「運」で片付けることが多い。そうではなくて、それを「運」ではなく、実力に変えていくために、どんなものが必要なのか、を真剣に考えて、実行する必要がある。