㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

酪農経営であれば、営農計画であろうか
経営計画が重要である・・という、書籍は山ほどある。一方で、経営計画を立ててもどうぜ計画通りになんか、いきっこないから意味がない、という方が一定の割合でいる。どちらが正しいのだろうか?

結論からいえば、ただ漠然と日々経営していても、収益を改善することはできない・・これが結論である。
今の自分の経営に何が足りないのか
今の自分の経営は、何を改善すべきなのか
当然、計画通りにいかないこともあるかもしれないが、それでも、数字を把握し、足りない数字を把握し、経営していく必要がある。
行き合ったりばったりで上手くいくほど、経営は甘くはない。

経営は、高収益を目指さなくてはならない。
利益率、利益額、共に高水準を目指さなくてはならない。外的要因によって経営が悪くなった時に、キャッシュがあればそれに耐えることができる。このキャッシュがあるかどうか、が、財務体質が強い経営であるということ。
手元資金が厚い経営、キャッシュが豊富な経営、それが財務体質の強い経営となるわけです。

では、この手元資金を厚くするには?キャッシュを豊富にするには?そのために、経営計画が必要になる。毎月の売り上げがいくら足りないのか?毎月の経費は、計画と比べて、どれくらいオーバーしているのか、これらを確認して、都度修正していくのが計画である。
前年度と比較して、どのくらいのキャッシュが残ったのか
借入金の返済の進捗は?
原価償却はいくらか?
今月のキャッシュ予想は?来月のキャッシュ予想は?3ヶ月後は?半年後は?
どうなっているのかを常に予測しなくてはなりません。
気づいたら、キャッシュが無くなっていました・・・では、経営になりません。

「ウチの経営なら、利益はこんなもん」
「ウチの経営なら、そんなに儲からん」
自分で蓋をしてしまっては、何も始まりません。まずは、心の底から「こうしたい!」「高収益の経営をしたい!」と強く思うことから。自分がそうしたい!と信じていなければ、自分すら真剣にやろう!とするはずがありません。自分はそうするんだ!と強く思って、行動する、実行する、その中からしか改善の方法なんて出てきません。さらには、自分すら信じていないものが他人が信用するはずがありません。無理だ!?と思う時こそ、人にも自分にも「できる」という信念が必要になると思います。