㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

経営とは、自分の思い通りに全てがうまくいくわけがない、という大前提がある。何か革新的なものを進めれば、経営の全てが解決する・・・なんてものは存在しない。事業というのは、もともとほとんど成功しないもの・・だと思っている。10回やったら、9回は失敗するようなもの。これは、現実にデータとして、創業してからの廃業率などをみると明らかだ。
特に経営に対して、「どこかの誰かが救ってくれる・・・」というような受け身で考えているようなら、その会社は確実に成長しない。今ある現実を直視して、時代や環境にすぐに適応し、自ら能動的に変化していく、このスピードを早く早く行う、そうでないと生き残ることすらできない。

具体的に言えば、(1)突然、年間売上が20%下がってしまったと仮定しよう。その時にかかる費用を20%分抑えなくては利益は当然でない。これは受け身の姿勢でいるととても達成できない。経営者自身が、社員が、全員で能動的に変えなくては・・と心底思わなくては減らせない。
または、(2)小売店があったとして、立地が良かった、ブームがあって、物凄く売れた店がある。この場合、この「黙っていても売れる」に慣れすぎてしまい、自分から何かをしようと姿勢が無くなってしまう。どこかからお客様が現れて商品を買っていくような錯覚をしてしまう。黙ってお客様を待っていても、商品は売れない。この心理を抜本的に変えて、能動的に変えなくては・・と意識を変えなくてはならない。

経営の良い事と悪い事の波の中で、必ずチャンスは訪れる。そのチャンスをただ待つ、待ち受けるという姿勢ではダメだ。自分で自ら、変えていく。時代背景(時代の変化)と環境の変化(今までと同じということはない)を感じ取り、「自分だったらこうする、こう考える」という事を実行してみること、能動的に対応していくことが重要である。誰でも黙っていたら受け身になる。受け身の姿勢、考えから経営が良くなることは決してない。自分から積極的に動いて、失敗して、それでも違うやり方でまた実行する、行動する、そうやって少しずつやり方を覚えて、進化していく。どんな経営者もこういう地味な泥臭いやり方をしている。スマートにやっているように見えても、実態はそうではない。