「このままでは、潰れてしまう」この危機感は、経営者にとっては非常に辛い感情である。できるならば、感じていたくない。この危機感というか、不安を感じない、そのために、何とかしたいと考える。
世間一般にあるビジネス書にも、この不安を解消する方法という形で紹介されていたりする。
しかし、この不安、危機感を解消する方法は存在しない。経営そのものが「いつ潰れるか分からない」モノだからである。経営、会社というものは、何も努力もしない、何か施策を打つこともしない、危機感を持たずに放っておいたら、必ず潰れる。この危機感を持つことの方が大事なことである。この危機感を持っていることは、経営者にとっての「正常」なのである。正常な危機感という言い方が良いのかもしれない。
「潰れたらどうしよう・・」ではなく、そもそもが「いつ潰れてもおかしくはない」というモノなのである。
想像して欲しいが、会社のトップである経営者が「ウチの会社は大丈夫」と考えている会社と、「いつ潰れてもおかしくない」と考えている経営者、どちらが真剣に経営するかどうかということである。経費の使い方1つとっても、両者には大きな違いがあるだろうし、投資に対するスタンスの違いも大きく違うと思う。
また、経営者としての考え方も違う。
常に自分たちがやっていることが「間違っているんじゃないのか?」と自分に問いかけながら、一切他人に甘えることなく経営していかなくてはならない。これを意識して、続けることができるのか、である。
