(株)牛ンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

2020年年明けすぐに厚生労働省が発表した統計によると、コロナショックで職を失った人の数は、7万人を超えたと報告された。コロナによる経済ダメージは、この冬に突入してから加速している。この7万人という数字は、まだまだ序の口で潜在的失業者はまだまだいると言われている。その数はおよそ100万人。

この数字はあくまで推測ですが、厚生労働省の発表は慎重を期して行われているため、あながち間違いじゃないでしょう。リーマンショックの時は、わかりやすい経済の混乱でしたが、コロナショックはじわじわと毒が少しずつ蔓延するかのごとく、ゆっくりと侵食されています。
今回のコロナショックで年収が下がったと答えた割合はおよそ30%。さらにはそういった年収が下がった人たちの受け皿となるべき、飲食、観光業がほぼほぼ壊滅状態のダメージを受けるとなれば、どこまで被害になるのか?推測できるでしょう。

これらの影響は確実に金融にも及んでおり、銀行の貸し渋りはすでに始まっています。酪農、畜産は農協や公庫がメインだから実感はほとんどないと思いますが、地銀、一般向け公庫ではすでに、貸付の減額が起きています。政府もここに低金利と金利補助の政策を行なっておりますが、焼石に水かもしれません。
そこまで経済がどん詰まりになっていることに誰が気づいているでしょうか?

自分は大丈夫!と言えるでしょうか?人出不足、人出不足・・と言われた2019年から裏では45歳早期リストラを行なってきた企業は、2021年ここぞとばかりにリストラによる人減らしを大々的に行うでしょう。一部新卒採用者の悲鳴も聞こえてきます。

2021年上半期のどこかで株のバブルが弾ける?とも言われています。そうなれば、いよいよ生き残りにまったなしになります。