㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

経営判断を悩むことは、経営者あるあるである。
その意思決定が重要であればあるほど、悩むのは当然のことである。
さらに厳しいのは、その悩みを共有することはできない、ということである。

自分の会社、経営にとって重要な意思決定、例えば、今後の未来戦略をどうするか?ということは、誰にも相談できない。身近な人間に相談すれば、面倒くさいからやりたくない、であろうし、第3者に相談しても、親身になって相談に乗ってくれることはあり得ない。
経営者が自分で決めるしかない。
真剣に考えて考えて、決めるしかない。

特に気を付けなくていけないのは、周りに相談しすぎて、誰からも反対されるようなことがあれば、自分の意思がぐらつく・・ということである。みんなが言うから大丈夫??なんてことは、経営においてあり得ない・・し、下手にアドバイスをしてその決定に従い、失敗でもされたらその責任を取らされる・・なんてことにもなりかねない。そうなれば、周りの意見が無難な回答に落ち着くのは至極当然のことである。

残念なことに、自分の経営については、経営者である自分で考え、決めていかなくてはならない、ということである。自分の決定において、その上で起きたすべての責任を自分が背負う、その覚悟がないと、経営は良くならない。ヒトのせいにしても、解決することはない。
なぜ?その判断を悩むのか?というと、それは、リスクがあるからである。また、100%上手くいくかどうかも分からない。どうしたら上手くいくのか?上手くいく方法もない。やりながら修正していくしかない。
100%上手くいくなら、周りに相談しても良いだろうが、そんなことで悩む経営者はいない。

特に自分の経営状況が良くないときは、ことさら悩む。
どれだけ悩んでも、経営の意思決定は、みんなで決めてはいけない。