㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
7月に入り遅れながらも牧草作業が始まった。
今年は、スタートから一気に26町のロール作りからスタートした。
雨が多いせいか、今までの取り組みからか、収量が多かった。
さらに、その作業中にちょこちょことトラブルも起き、余計な?なのか、出費も増える。
これは、売上が上がったための経費なのか、もともとかかるべくしてかかる経費なのか、にしても、経営していくとは金がかかる、のである。
経営が苦しくなればなるほど、この「金がかかる」という恐怖は経営者を壊していく。日々、実感する。売上が減る(乳量が減る)、経費が増える(修理?原料?)、理由はさまざまにしても、手元のキャッシュが減る・・という恐怖は本当に恐ろしい。
だから、経営者の中には、あえてキャッシュフローを知りたくない!と、見ない経営者もいるらしいが(逃げ)、結果は悪化しかしない。
肉体的にもしんどい、精神的にはキャッシュで追い詰められていく、追い詰めらていくに従って、逃げたくなる、そんなことを考えてしまう人がいるのも納得できる・・そんな気持ちになる。こんなこと人には言えない・・という方もいっぱいいる。
気持ちは分かる。僕は同じである。
これを見ている経営者は、みんな一緒だと思う。辛い、苦しい、もしかしたら、自分は病気なのか?精神がおかしくなっているのか、そんな風に思ってしまう。が、そういう時こそ、「やるべきことをやるしかないのだ」全ては、理想やアイデアではない、行動しかない。人からあれこれ言われてイラつくこともある。「お前に何が分かる!?」と言いたくなる時もある。
でも、我々経営者はこの「やるべきことをやるしかない」のである。
経営者のやるべきことは、自分で決めたルールを実行していくことである。経営していく上で当たり前のことである。
僕は、仕事柄、必ず土日を除いて、毎日「口座チェック」をする。ブログをかく。YouTubeを作る。そういった自分で決めたルールを1つ1つ確実にやっていく・・これしかない。
もちろん、分かる。忙しい。疲れた。遅れる・・でも、やるしかないのである。
経営の基礎とは何か?ドリブルができないとサッカーができない。キャッチボールができないと、野球ができない。では、何ができないと、経営ができないのか?と言えば、経営はキャッシュ(金)がない、キャッシュのコントロールができないと経営ができないのである・・・さらにスポーツと違って、そこには恐怖が常にある。キャッシュが減っていく恐怖と戦いながらもさらに資金を投入していかないといけない・・・そのためにどうするか・・・経営は本当にお金がかかる。