㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
最近の自らの経営の中で良いことがあった。
今までの努力が一部報われた・・やった!自分は間違ってなかった。
と思った。いわゆる成功である。
その時、来年もこのまま継続しよう!と頭がよぎった・・・ところが、すぐに・・だめだこりや。この発想をしていると負ける・・・と感じた。
ここで気づいた。
成功するということに満足してしまうと、おそらく今の状態すら維持できないだろうと。なぜなら、「同じことをやればいい」と、そう思っているから。経営はそんな簡単なのだろうか?1回できたから、同じやり方をすれば、再現性があるのだろうか?
これが「成功の麻薬」なんだと思った。
ユニクロの柳井さんの本で
「成功することとは、保守的になることだ。今のままで良いと思うようになってしまう。成功したと思うこと、それがすなわち、マンネリと保守化、形式化、慢心を生む源だ。商売(ビジネス)にとって良いはずがない。商売(ビジネス)というのは、現状があまりうまくいかない時に、『だったら、どうすればうまくいくのか』ということを徹底的に考えるということであり、成功したと思った時点でダメになるのだと思う。
僕らの成功の着地点が低すぎるの・・かもしれない。
だから、すぐに満足してしまう。やれるだけやった・・なんて言い出す。やるべきことは無限にある、そこに投入する資金と労力が有限である。考えるべきことは腐るほどある。なのに・・・成功した!うまくいった!・・・と思うことで、急に保守的になり、つまづいていく。
自分の身の回りでも、「あの人は2、3年前には羽振りがよかったのに・・・」という経営者がよくいる。堅実に着実に1歩1歩進んでいく人は、噂には上がらない。
やっぱり、目標設定を変えようと思う。次は・・・・という風に、少しずつ目標設定を上げていく。誰に何を言われようが、無謀と言われようが、そうしていこうと思う。
皆さんも、同じような経験がないだろうか?
「やった!うまくいった!」と思った経験が。
そこから、いやまだまだ!と思えるか・・・そこから、本当の経営が始まる!と思えるか?むしろ、このままじゃいけない!なんとかしなきゃ!と思えるか・・・それが、成功すればするほどさらに難しくなっていく!