㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

財務体質を強化する・・言葉を知ってはいるが、実際にどういった行動をしているだろうか。したらいいのだろうか。
方法は2つ、
・借入をする
・利益からキャッシュを作る

会社経営を強くするためには、財務体質、つまりキャッシュ確保が最優先である。
キャッシュがなくなれば、経営が立ち行かない。
キャッシュの確保の方法として、「借入」にのみ依存するのは危険である。
経営が悪くなった時こそ、キャッシュを確保したいのに、借入をさせてくれないケースもある。というか、そのケースの方が多い。
「晴れの日に傘を貸し、雨の日に傘を取り上げる」という言葉にあるように、経営が悪くなった途端に厳しくなる。必ず、毎年、業績を好調で維持できる経営というのもそこまで多くない。
なので、必ず、事業の中で、キャッシュが増える利益を作る必要がある。
ここで何度もいうのはキャッシュが増える利益が重要なのである。

この両輪でしか、経営の財務を安定させることはできない。
理想だけを言えば、経営が良い時に、キャッシュを蓄え、経営が悪くなった時に備える。これが理想だが、誰にも未来の予測ができないように、外的要因はいつ起こるか分からない。順調だと思っていた経営がある日突然、悪化するというのは、よくあること。しかし、それがいつ起こるか・・・が分からないし、突然起こるため、対処の仕様がない。だからこそ、常日頃から、自分の経営の財務体質を強化しなくてはならない。
経営が良い時こそ、借入によってキャッシュを厚くする。そこに躊躇しない。
経営が良くなければ、借入ができないのだ。
キャッシュを多く確保できていれば、経営が悪くなっても、多少は耐えることができるのだ。キャッシュがなければ、その時間がない。あっという間に潰れてしまう。これが現実に起こる。

経営者の務めは、自分の経営を潰さないこと。
自分の経営を潰さないためには、キャッシュを確保すること。
キャッシュ確保の方法は2つ。
借入か利益からキャッシュを作ること。
どちらも簡単な方法ではない。簡単にできる方法はない。
借入は、1日1日の経営者としての評価が問われる。
利益を作る、キャッシュが増える利益を作るのは簡単ではない。これも1日1日、どうしたら良いのか?常に模索し、常に改良し、常に全力で取り組むべきこと。
明日、経営が良くなる!なんて方法はない、と肝に銘じて、経営に当たらなくはならない。