㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
経営が悪くなる原因は、経営者である自分が原因。良い会社と悪い会社ではなく、良い経営者か悪い経営者しかいない・・・なんて事を言われたら、怒る人が多いだろう。
酪農経営は今、コロナ牛乳ショックのせいで・・・、なのに、国は何もしてくれない、農協が・・、ホクレンが・・と言ったところで、今の自分の経営が良くなるわけではない。
仮に、政府が対策をしてくれたところで、それはあくまで一時的なもので、恒久的なものではない・・・ということは、自分の経営である以上、経営者である自分が何とかしなくてはならない・・のである。
「どうしたらいいか分からない」「何をしても良くならない」
こうやって言い訳してしまう経営者が多いが、これらの考えの根底にあるのは、すぐに結果を求める、考えがあるからだと思う。
もしも、すぐに経営が良くなる方法があるのなら、世の中みんな幸せだろうし、経営者の悩みなんてないだろう。これは何も、経営だけの世界ではなく、受験の世界でも、スポーツや芸術の世界、どんな世界、業界でも一緒である。
このしんどい時に、奥歯を噛み締めて、コツコツ続けることができる人が、その後再生できるのだと思う。
ここでのメンタルは、非常に大事だと思う。
決めた事をやり抜く力、成功するが分からないけどやり抜く力、何度でも立ち上がる力、これらをやり抜く鋼のメンタルを経営者は持たなくてはならないと思う。
どんな経営者だって、良い時もあれば、悪い時もある。悪い時に、他責思考で逃げても誰も解決なんてしてくれない。
そういった悪い時こそ、基本の基本に立ち返り、時間がかかってもいいから、やり遂げる・・・これが必要なのだと思う。
そして、どんな良い時でも、必ず悪い時が来る・・という危機感を持って、必ずキャッシュを確保しておく余裕が必要なのである。
経営が苦しい時に必要なのは、強いメンタルと十分なキャッシュである。