㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
新しいことを始めるとき、や、今自分の経営が良い時・悪い時、「無駄を排除する」つまりはコスト削減だ!となる方がいるが、そうではない。残念ながら、零細企業で、コスト削減をして生き残れる会社は存在していない。この内向きのマインドでは経営を改善することはできない、ということだ。仮に、コスト削減で経営が改善できるなら、誰も赤字経営にならないであろう。経営で困る会社なんて存在しないだろう、と思う。
なぜ、コスト削減で上手くいかないのか、ここの「無駄」とは一体どういったものかを考えなくてはならない。コスト削減と、無駄の排除は全く違う、ということ。コスト削減の実態の多くは、会社の利益、売上に関わらず、一律に経費を下げることであり、経費を下げることで上手くいくのなら、なぜ?今までやらなかったのか・・・ということでもある。必要なものだから、やってきたわけで、必要な経費を削れば、それはもう経営にならないからである。
一方で、「無駄」のものとは、お金の使い方において、100万円を使うとして、この100万円が、100万円以上の価値になって返ってくる使い方、これは無駄ではない。100万円以下、もしくは、ゼロになる、お金の使い方を、無駄、というのである。
実際に、この無駄なお金の使い方は非常に多い。
経営者本人が必要と思っているだけで、第三者から見れば無駄なモノはいくらでもある。その無駄を排除して、必要なところにもっと経費をかける=投資をできれば、必ず経営は良くなる。至極単純なことだが、なかなかそれができない。今まで自分がやってきたことを否定して、一から考え直し、発想を変える、変更する、簡単なようでいて、難しい。周りからあーでもない、こーでもない、言われても、自分の考えを貫く精神力も必要になる。
絶対的に正しい経営を自分の中に確立しなくては、すぐにひよってしまう。
さらには、常に、「本当に正しいのか?」という自問自答を常にし続けなくてはならない。