(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表 中野です。

「人は他人の不幸」が好き?という話しを聞いて・・なんかやだなぁと思った時に読む話し。

今メディアがその「人の不幸」として取り上げているのが「年金制度」ですね。将来「2,000万不足する」というやつです。この「最高の不幸ネタ」を原資にメディアはこぞって発信します。年金制度の何が問題なのか?将来の年金はどの程度支払われるのか?年代別に出して欲しいですよね・・そんなことお構いなしに「不安」を煽り続けます。「不幸」であることで人の好奇心を煽り続けます。
これは人の持っている本能に訴えかけるものなので、僕も含めた一般人は恐怖におののきます。

年金制度が崩壊するのか?しないのか?はここでは置いておいて。これからの世代は長く働かなければいけないということは間違い無いようです。そうなった時に、70歳過ぎても働けるのか?といった不安や病気・怪我など様々な障害も見えてきます。
なんて不幸な未来・・・夢も希望もあったもんじゃないですよね?

と想う方がほとんどだと思います。
でも、僕はそうは思いません。
未来には新しいテクノロジーが必ず発展しているからです。
酪農を例に取り上げれば、搾乳ロボットはもっともっと進化して便利になっているでしょう。発情発見や妊娠鑑定など牛の体調の変化などを楽に確認できる技術はもうすぐそこまできています。肉体的にはどうでしょうか?歳をとると頭も身体も動かなくなってきます。肉体労働もきつくなってくるでしょう・・今海外では「AIとヒトを融合させる」会社があったり、パーワースーツなどの肉体を補助するようなテクノロジーの開発もどんどん進んでいます。SF小説のような世界がもう目の前まできているんです。

こんな話しを聞いて未来を想像してみるとどうでしょう?未来はそんなに暗いでしょうか?未来に悲観して「今現在のモチベーション」を低下させても事態は良くなりません。世界は悪いこともあるけど良いことも同じくらいあると僕は思っています。

でも「情報を発信するメディア」は「人の不幸」の方を多く発信します・・それはその方が視聴率が良いからです笑
暗いニュースを見るたびに世界のどこかではそれと同じくらい明るいニュースもあるんだ!と思うと将来への不安も薄まっていくと思います。

あなたの経営の参考になれば・・・