(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 中野です。

年の瀬にマイナスの話しはしたくないものですが、我々経営者には休みは関係ない!という認識で話しをしたい!と思います。

僕のサロンメンバーの方やこのブログを見ている方はよくわかっていることだと思いますが、2019年は大リストラの年でした。大手銀行も、大企業も、どんどん早期退職をしていました。これは、あのリーマンショックの時よりも多いリストラだったとの見解もあるくらいです。

その中でさらに追い討ちをかける!と言われている年が2020年です。
2020年は「飲食店倒産」の年と言われています。
その理由は・・・
「働き方改革」です。

2019年4月より大企業への施工がされ、2020年4月からは中小企業へも施工されます。正直、従業員に対して有給5日を取得させるだけでもヒィーヒィー言っていた以上に大変なコストアップが起きます。
特に、アルバイトやパートなどまだまだ人手を必要とする業界の飲食店はそのコストアップ分をどこまで価格に添加できるのか?実際はその多くは「値上げ」をすると顧客数が減り、売上も減り、倒産すると言われています。
このコストアップは、大手企業でも四苦八苦している問題なので、「こうすれば!解決!」なんてそんな簡単な問題ではありません。

また、その余波はすべての産業に影響します・・・
我々がモノや商品を買っている製品すべての値上げが考えられます。
先日、コーンズAGの土日出張費の大幅値上げが大きく批判され、一部の方が憤慨されていましたが・・・他のメーカーも間違いなく追随することでしょう。
そのコメントで、「土日に頼むな!ってことか?」というコメントもありましたが、実際はその通りです・・・もう社員を土日に出勤させることはこの働き方改革の流れでどうしようもないのが現実です。

2020年は飲食店の倒産が増えるんだ・・・
決して人ごとではありません!
来年の抱負を考える良いキッカケになればと思います。

あなたの経営の参考になれば・・・