(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表 中野です。

ベンチャー界隈ではよくあるような「黒船」来航の話しになります。

オリガミペイって田舎では特に聞いたことがあるヒトの方が少ないかもしれません。スマホ決済のハシリの企業で2015年から事業をスタートしています。
オリガミOrigamiは、売上2.2億円に対して全国の家賃が3.0億円かかっていたようで圧倒的な売上不足が原因のようです。その結果、約3年で25億円の負債を抱えてしまったというのが今回の原因のようですが・・・

I T関連事業って思った以上に経費がかかるようです。
機材経費:パソコン、人件費:プログラマー、サーバー容量とメンテナンス費用とこの「経費」が売上を上げるために増やした「販路拡大」と共に一緒に比例して増加してしまうことがよくあることだと聞いています。

そして、最大の理由が「マネされる」ということでしょうか・・・

せっかく苦労して作り上げても、世界のどこかでは同じことを考えている人たちが必ず存在していて、必ず似たり寄ったりなシステムができます。その世界で生き残るためには「素晴らしいシステム」ということではなく、「誰でも知っている会社」というところに価値があります。そのランクまで、どこまで広告宣伝費を使えるのか?という競争になります。

特に誰でも使用できるシステムとなると、日本中に広告を流さなくてはいけません。ニュースが取り上げるようなネタも作らなくてはいけません。そうしなければ、せっかく良いシステムを作っても誰も知らないということになります。LINEpayも何十億というお金を、PayPayも100億円というお金を広告宣伝費に使っています・・・

こうなると結局は・・後からきた黒船がかっさらうということが起こりやすいということですね・・・

あなたの経営の参考になれば・・・