(株)DCFサービス酪農コンサルタント 代表中野です。

ちょっと前まで2008年頃まで東京大学がアジアNo.1の大学だったわけですが、今アジアNo.1、更には今年2020年はNo.2までも中国になっています。でも、中国だから大した事ないんじゃないの?っていう方も多いと思うので、その辺りを詳しく解説していきたいと、そんな風に思っています。
あ、因みに現在の東京大学のアジア順位は7位です。京都大学で12位です。

今、清華大学はコンピュータサイエンス分野においては、あのMIT(マサチューセッツ工科大学(世界ランキング1位)やスタンフォード大学をいくつかの分野で上回る成果を出しています。
あのスタンフォード大学がシリコンバレーにもある事から、卒業した学生たちが起業するように、清華大学でも同じことが起きています。その代表的な会社が2016年に創業した自動運転の会社「pony.ai」わずか3年で時価総額2,000億円に到達しております。いわゆるユニコーン企業というやつです。
2019年段階ですでにシリコンバレーと広州、北京の3箇所で無人タクシーを走らせているそうです。

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このpony.aiにももちろんジョブズ のような天才、テェーチャン・ローがいるそうですが・・今中国ではこういった天才(世界的にも有名な起業家)が増えています。その天才たちがこぞって集まっている大学が今回説明している清華大学だというわけです。

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清華大学には「ヤオバン」というものがあります。ヤオチーチーというハーバード、スタンフォード、MITなどなどの大学を渡り歩き、コンピュータサイエンス界のノーベル賞「チューリング賞」を受賞した経歴を持っている方です。そのヤオチーチーが2004年に中国へ帰国して、清華大学で教鞭をふるったのです。
そして、その多くの学生の中でもたった30人だけ選抜され、このヤオチーチーから直接指導を受けることができるメンバーだそうです。言ってしまえば、中国15億人のトップ30と言ってもいいかもしれません。そして、先ほどあげた「pony.ai」これから説明する「MEGVIメグビー」など様々なスタートアップ企業を作り出しているのです。

この「ヤオバン」に入るのは想像している通り、相当難しいようで、清華大学に入るだけでも1万人に1人と言われ、更にはその入学して在籍している3000人の内、たった30人なわけです。その学生たちのレベルは、あのスタンフォードやMITを凌ぐと言われているほどです。
ここで大きな誤解があると思うのですが、海外の特に世界に名だたる大学の学生たちは文字通り四六時中勉学に励んでいます。僕らが想像する大学生の姿とは大きくかけ離れていると思った方が間違いないと思われます。

次回に続きます。

あなたの経営の参考になれば・・・