(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表中野です。

センシング・・・センサーの類
現在でも我々の生活はセンサーの類で溢れている、がほとんどそれを自覚することはない。しかし、これから先のテクノロジーはこのセンシング技術が最も進化するのではないか?と言われている。

センシングといえば、皆さんがすぐに思いつくのが「自動運転」だろう。IoT=モノのインターネット、つまりはあらゆるモノがネットと繋がる時代がもうすでにきている。
そんな未来ベットルームは例えばこんな風に進化するかもしれない。ベットに装着されたセンサーにより、寝ている間の体温や心拍、体動などを、モニタリングする。日々の就寝状態をベットサイドのプロジェクターで投影することで、遠隔医療の病室となり自宅で主治医と相談できる、という事も可能になる。もちろんVR、MRがそれを可能にする。
これはもちろん自宅にいながら旅行することも可能だ。コロナ禍では特に、こうした遠隔エンタメに需要が集中すると思われる。ファッション業界では、すでに「センサーを備えた衣服」がさらに高度化すると言われている。毎日デザインが変化する服、映像をディスプレイできる服などアイデアは様々だ。
さらには「ペロブスカイト太陽電池」を使えば、発電可能な衣服も作れる。暖かい服なんて服も簡単に作れるようになるかもしれない。

センシング技術が進化すれば、一次産業もどんどん便利になる。
漁師も基本今は力仕事の体力仕事だが、このセンシング技術を応用すれば、魚の群れの中にバイオミティックロボットの魚を紛れ込ませ、群れの把握、もしくは群れを網まで誘導するなんてことも可能になる。
農業は、植物工場となり温度管理、水、湿度などなどのセンサー管理、酪農は言わずもがな牛自体へのセンサーの取り付け、このセンシングのコストが下がれば、鳥や豚にも応用は可能だ。
こういった動物、植物などの生態、状態、管理などのデータがビックデータとなり蓄積していけば、それは今よりも遥かに効率の良い生産が待っていることは間違いない。

いつ?どの段階でこのレベルに到達できるかは定かではないが、このままムーアの法則のスピードで進んでいけば、コストが下がっていけば可能になる技術ではある。
そのとき、いち早くこの技術の波に乗れるように準備するのが今の我々の使命ではないだろうか?

あなたの経営の参考になれば・・・