(株)牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

とうとう美味しい植物性の代用ミルクが完成してしまったらしい・・・という話し。

大豆などの植物性の代用肉やアーモンドやオーツなどを使った代用ミルクは今まで存在していた。代用肉はビヨンドミートを始め、かなり肉の食感に近いレベルにまでなり、実際食べても言われないとわからないレベルにまでなっている。
それと比べ、植物性ミルクははっきりいって不味かった。粉っぽいというか、プロテインをそのまま飲んでいるような不味さだった・・・のが、という話しである。

Not Coは正式名称をThe Not Companyという。チリでできたベンチャー企業である。最初、社員が7人しかいない状態で卵を使わない植物性のマヨネーズを販売したところ、チリのマヨネーズ市場の10%を獲得としたという伝説を作っている。彼らの会社には、あのジェフ・ベゾスなども投資している。これからを期待されている会社でもある。

Not Co (ノットコ)は何が凄いのか?というと、独自の学習ソフト「Guiseppe(ジュゼッペ)」を開発し、あらゆる植物を分析、データを採取しているところにある。そこから、食品に対してどの植物を使うとどういう味になるのか?自動計算(アルゴリズム)してくれるというシロモノだ。そういったデータを常に採取して新しい商品を開発しているというわけ。

そんな中開発された代用牛乳が美味しいと評判なのである。これには微かにパイナップルが含まれている・・ココナッツミルクやひまわりオイル・・・なんて話しもある。ただ今までの既存の商品と違って美味しいらしいのである。実際に、美味しいからアメリカのスーパー(ホールフーズ・・アマゾン傘下)で既に販売されていてどんどん売れているそう。
いつ日本に入ってくるのか?入ってきたら乳価はどうなるのか?気になるところでもある。