㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

日本人の2人に1人が将来ガンになると言われているくらい誰もがかかる可能性がある「癌(ガン)」。それに対して、世界中の企業がその効果的な治療法を模索している。そんな会社の中でも注目の1つ「Grail(グレイル)」について語ります。

ガンの早期発見分野に関して、1つ「リキッドバイオプシー」という分野について。少量の血液から、血液中に漂っているDNAの破片からガンの予兆を見つけてくれる検査テクノロジーのこと。早期発見できればそれだけ治療の成功確率が上がるため、この分野の研究は今加速している。

さらには、この「リキッドバイオプシー」は、さまざまなガン、胃がん、乳がん、大腸癌など、50種類以上ガンの早期発見ができると言われている。マルチに対応できるところが優れている。

なんで、こんな精密にわかるのか?というと、元々の経緯が面白い。元々、妊婦さんが胎児に異常がないのか?と血液検査をしていた。そのサンプル数が10万人を超えた頃、血液に異常が見られるケースがあった。それを詳しく追跡したところ、胎児には全く問題なかったが、妊婦さんが若くしてガンになっていた・・ということが判明した。それがこの会社のスタートだそうです。

先日、こういった血液からガンがわかるという別の会社で「巨額詐欺事件」があった。この会社は全く関係はないが、同じような事業ということで評価が下がっている。

しかし、ガンの早期発見分野には大いに期待されているため今後のテクノロジーの進化が期待されている。実際、このGrailはおよそ8,000億円でイルミナに買収されている。

やっぱり、これから先も寿命はどんどん伸びる