㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

エルサルバドル(中央アメリカ)で、とうとう仮想通貨ビットコインが法定通貨として認められた件について

仮想通貨をあまり分かっていない方のために説明すると・・通貨とは基本的に国家が発行している。日本円なら日本政府が、アメリカドルならアメリカが、という形をとっている。それをブロックチェーンを使って、システムが国家の代わりになるという発想で作られたのが、仮想通貨である。
実際の中身は、デジタル通貨であり、キャッシュレスのpaypayやLINEpayと何ら変わらない。その影響範囲が、地域なのか、国内なのか、世界共通なのか、だけだ。もちろん、世界共通ともなればそれなりのセキュリティや為替(交換相場)が必要にはなってくる。

今現在1ビットコインあたり、日本円で500万円ほど。1ドルは、0.000021BCである。

こうやって話しを聞いても、まだまだ仮想通貨は怪しいとか怖いとかそういった批判がある・・一方で、なんで通貨発行権を持っている国家がビットコインを法定通貨として認定することになるのか。
それは、国家よりもシステムの方が信用できる!と考えるヒトが増えているからである。もちろん、今すぐにそうなるというわけではない。しかし、近い将来、そうなるであろう・・と考えているヒトが増えているということである。
実際に、システムが国家よりも強いケースが存在している。それは「法」である。法ができたのはわずか2000年前、有名なのは秦の始皇帝時代に、当時、国の王様が絶対権力であったが、その王様の上に法律をおいて、全てのヒトが法律を元に決定されるという方式を採用した。

この流れは現在も続いている。日本は法治国家である。例え、総理大臣であっても、天皇陛下であっても、法律をねじ曲げることはできない。これと同じことがテクノロジーを用いて、通貨も国家ではなくシステムによって整備される時代が来ると思われているのである。

エルサルバドルのこの試みがどうなるのか?注目している。