㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

日本は人口減少が経済悪化の諸悪の根源と言われているが・・・という話し。

労働力減少、少子高齢化、これらによって日本の経済成長が鈍化している・・・と思っているヒトは、多数派なのかもしれません。というか、圧倒的多数のヒトがそう思っているはずです。今ある問題の多くが、人口減少、つまり、出生率が上がれば解決するのでは?という考えになりがちです。

今現在、2021年。出生率は1.34(2020年)

画像1

人口減少がさも諸悪の根源的な話しになる。
では、お隣の中国はどうなのか?中国が人口爆発していたころ「一人っ子政策」が実施されていたのは皆さんご存知。人口増加は悪とされ、実施されたわけですが、今中国は急激な高齢化社会に戸惑っていますよね?若者が極端に少ない社会になっています。

人口増加は今世界的にも悪という評価になっています。世界の人口が増えることで、エネルギー関連の枯渇、環境問題の悪化、貧困格差の拡大、社会保障費の圧迫など。人口が増えることによって、仕事がないといった状態になると・・・問題視されているのです。かつての日本でもそうでした。なので、公共事業や辺境の開発など、ヒトが住めそうなところへの開発をどんどん進めていったのです。
また、かつてブラジルへの移民などもその典型的な例です。なぜ?移民になったのか?それは、日本が狭すぎて、もう日本で暮らせない、仕事がない、という状態だったからです。

さて、現代に話しを戻すと「人口減少」が日本経済停滞の諸悪の根源となっています。

じゃあ、結局どっちがいいのか?・・結局はどっちでも言っていることは変わらないということです。どちらかが100%良いなんて方法はないってことです。どちらも少なからずメリットがあり、デメリットがあるということです。
人口減少が諸悪の根源と聞くと、なんだかもっともらしく聞こえるわけですが・・・逆から見ていると、見事に滑稽であることがわかるわけです。