㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

ゲノム編集によって生み出された・・・

クリスパーキャス9などの技術、ゲノム編集技術によって生まれた筋肉増強の魚、通称「ムキムキ鯛」は、今現在、その飼養方法は確立され、問題となる「味」のみとなっているらしい。成長が早すぎるせいなのか、身がブヨブヨするらしい。
そこが改善されれば、市場に通常流通する日もそんなに遠くないらしい。
こんな風に語っていたのは、あのスシローの社長である水留浩一さんである。
ただし、やっぱりまだゲノム編集・・という言葉だけで、よく分からない恐怖を感じる消費者が多いのも事実・・ゲノムというだけで、ただただ恐る。
たかが、成長因子の問題だけなのだが・・プロテインを飲むと何にも変わらないのだが、その風評被害を考えると、もうちょっと時間がかかりそうと語っていた。

そんな話しの中で、衝撃的だったのが、スシローの今後の戦略についてだった。
スシローは国内よりも海外への出店に力を入れるということ。
日本では、1皿 100円を、この度120円に上げたところ、反発を受けた。
ところが、海外、例えば、タイでは 1皿 150円であり、マレーシアやインドネシアでは、180円だそうだ。香港では、1ヶ月3,000万円売り上げる店舗もあるそうだ。

ここでも、日本のデフレの深刻度が浮き彫りになる。
スシローでも圧倒的に海外店舗の方が利益が高いのだそうだ。
国内では、利益はそこそこだそうだ。おそらくは、ほとんど出ていないのだろう。

寿司1つとっても、日本の国内の脆弱さが浮き彫りになっている。