㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

たんたんニシタンクリニックが、事業転換を行い不妊治療分野に進出する

ニシタンといえば、コロナ前はあの「イモトのWi-Fi」で海外旅行者に対して、Wi-Fiのルーターを貸し出し、一躍認知を広げた会社。そこから、コロナによって売り上げが激減したものの、コロナのPCR検査によって、業績を取り戻した経緯がある。
このPCR検査もあと1〜2年需要が激減するのは、社長自身もよーくわかっていて、その先の事業として、不妊治療分野へ進出すると明言している。

不妊治療の何をやるのか?というと、体外受精の分野で卵子の「着床前診断」をメインの事業としている。この着床前診断とは、着床させる前に、その受精卵が正常かどうかを検査する、これによって、受胎率が向上する・・・一方で、この技術自体が日本ではあまりメジャーではなく、信憑性に欠けるという評価がある。海外ではメジャーな技術となりつつある。
まあまあ、日本のお家芸の既得権益を守る構造だと思われる。
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安全性が担保されていない・・など、欠点はいえばキリがないが、本質的に「誰のため?」なのかをよく考えなくてはいけない。

特に医療分野は、絶対安全神話というのが強い業界なので、大変だろう。その安全のために、莫大な費用がかかって誰が損をするのか?という視点が抜けている。
大変だろうなと思う。

こういった新しい分野、事業に乗り出すと、必ず「批判」される。
第3者の関係のない人間が批判を繰り返す。
これは、これから事業を拡大させようとしている経営者なら誰もが経験することである。
このニシタンクリニックも、「おおほら吹き」と言われて批判されていた。
それすらも飲み込む度胸が必要である。
つまりは、最後には結果で証明するしかないのである、残念ながら。