㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

大きい目標を持つことで、既存の延長ではない何かに気づく、これがイノベーションですが、言葉でいくら言っても気づくことはありません。自分自らが体験することでしか気づけません。
先日も、もう半年以上前から何度も何度も同じ話しを言い続けて、やっとストンと落ちた、ということがありました。が、これも、同じことで、言葉でいくら言ってもわからないこと、気づかないことが多いのです。
これは、もはや自分で気づくことでしか、起き得ないことなのかもしれません。

でも、世の中の優秀と言われている経営者の方は、この事実に早くに気づいています。結局のところ、ヒトとヒトの個人間の能力の差というものはほとんどありません。世界で1番早く走るウサインボルトでも100mを10秒、今の僕でも20秒あれば走れるでしょう。これは、ウサインボルトの年収が1000万円(実際は違うよ)だとしたら、僕は500万円、まあ簡単に達成できるレベルですが、現実はこれが100倍も、200倍も違うわけです。なぜ、これだけの差ができるのか?

それは、できることをやらないからです。経営で困っているのに、その解決策として毎日口座をチェックしろ!と言っても、1週間じゃダメですか?とか。夏休みが終わる前に、宿題を終わらせたのか?ギリギリになって、慌ててやる子供と一緒。
そんなことで、できることすらできないのに、まともな経営なんてできるわけがありません。
なのに、こっちの水が甘い、あっちの水が甘い、と言われて、ホイホイ流されていく。それが現実の経営者の姿です。

どのヒトにとっても時間は有限です。その中で、何をやるか?と問われたとき、やらなくちゃいけないことをどこまでできるのか?これが重要になってくるわけです。
売上の伝票をしっかりチェックしたことがありますか?
仕入れの伝票をチェックしたことがありますか?
ほとんどの方がしたことがないでしょうね。