㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

ゴールデンウィークも終わりました。

こういった長期の休みがあると、必ずこういったことを言い出す経営者が出てきます「農家に休みはない」「生き物相手だから、休めない」

先日、ある酪農家は、「40連勤、50連勤は当たり前の仕事だから、補助金はもらって当たり前だと思う」という発言をしているのを拝見しました。
この発言、発想、考えは間違っていると思います。
別に間違っていても、いいのですが、この発想では、この方の経営は「勝てない」と思います。経営者なら、仕事をしていて当然です。

365日、24時間は、何もこの業界だけではありません。
宿泊業はどうでしょうか?
医者は、緊急病院は?入院患者がいるところは?
運送会社は?
漫画喫茶は?
コンビニは?
先生は?
いくらでも出てきます。
ゴールデンウイークは、観光、飲食、サービス業にとってかき入れ時です。
何も、忙しい、毎日、忙しいのは、自分だけではないのです。
一般のサラリーマンでも、休んでいない方は多数派だと思います。
おそらく、日本の半分も休めてないと思います。

自分だけ、自分の仕事だけが「聖域」である、どうしても、勘違いしやすいのです。これによって、自分で自分の努力の蓋をしてしまい、そこで、満足しきっているのです。
経営者は、「誰かに命令される」仕事ではありません。
「誰もあなたに経営者になってください」とは言っていませんし、思ってもいません。
自分でやると決めた!のです。だから、全ては自分の責任なのです。
だから、誰かがあなたを褒める?なんてことはあり得ません。だって、自分のためだから。あなたの経営がうまくいったところで、誰も嬉しくもありません。だって、その利益の恩恵を受けるのは、自分だからです。
潰れても、あなたの経営が潰れただけなのです。

僕は酪農コンサルという仕事をしていますね。
「酪農コンサルは、酪農家のために一生懸命頑張っているのに、なぜ、もっと多くの方が依頼しないのか?酪農家はおかしい」と僕が言い出したら、どう思いますか?
何を、牛コンサルは頭のおかしいことを言っているんだ?と思いませんか?
「お前の能力がないから・・だろ、そんなの」と思いませんか?
全ての仕事は、需要があるから成り立ってるわけです。
が、その需要が常に多くあるとは限らないというわけです。

自分が、自分の会社が世の中からもっと必要とされるまで、もっともっともっと努力を継続していかなくてはなりません。