(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 代表中野です。

僕が高島市長を知ったのは、サンフランシスコで会った知人から「もし将来、国のために働くとしたら高島市長の下で働きたい!」と言っていたのを薄ぼんやり覚えていたから・・

日本に戻ってから、ちょっとした地方ニュースや今回のCOVID-19ショックの対策などで高島市長のコメントや実績を見る機会がたまたま増えた。そんな僕が思った感想は「彼の言っている意味はわかる!」だった。その理由を解説したいと思います。

高島市長は元々地方アナウンサーで36歳のバリバリの時に福岡市長に就任した。その後、10年経ってなんと福岡は・・
・人口増加率は東京を抜いて1位
・地価上昇率は東京や大阪の約2倍
・政令指定都市で唯一、5年連続で税収が過去最高
・スタートアップ開業率が4年連続7%台(政令指定都市で唯一)
と、まあ話せばキリがないほどの功績が出てくる。
この結果、今「1番住みたい都市 No.1」福岡と呼ばれるほど。

高島市長が進めた大きな改革が「スタートアップ特区」国家戦略特区という、今日本に蔓延る規制を解放するというものです。でも、これって言うほど簡単なことじゃありません。
例えば、Uber実は日本で実施試験されていたのをご存知ですか?

Uberを知らない方のために補足しておくと、白ナンバータクシーとのマッチンングアプリです。通常のタクシーと比べて価格が半分以下になるし、言葉の壁であるインバウンド需要にアプリ仕様なので便利なことが特徴です。

2015年ライドシェア実験ということでUberを導入したところ、白タク規制に引っ掛かるという事でわずか3ヶ月で国交省から「禁止」されました。
こういった新しいテクノロジーを今の日本で導入しようとすると・・
・新技術に対する知識・理解がない
・役人は基本やりたくない(給料が増えるわけではない)
・既得権益例えば国会議員にはタクシー議連が驚くほどいる
などなど、超えなくちゃいけない壁が腐る程あり多くの理想はここで敗れるのです。

この考えってどこかで聞いたことありませんか?

次回はその辺りを掘り下げたいと思います。

あなたの経営の参考になれば・・・