㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

リーダーとして・・会社の社長として・・「決めない」という判断は最悪の最悪の選択ということを口を酸っぱくして言いたい!

経営者として、社長としての仕事は、「決断」=「意思決定」です。さらに、その決断はなるべく早く行う必要があります。早く、決断するためには世の中のセオリーに反して、関わる人は少ない方が良いのです。誰とでもよく相談して、みんなから後押しされて、みんなから応援されて・・・決める・・・なんていうのは、あり得ません。あり得ないから、そんなやり方をしていればいつまで経っても決めることが出来ません。

<事例1>5年ほど前から、新築牛舎投資を検討していた方がいたとします。1年目は、構想段階で「まだよくわからない」から延期。2年目は資材が高騰して来年どうなるのか?分からないから。3年目は、コロナの影響でどうなるのか?分からないから。4年目は実際にコロナの影響が・・・という流れで、結局決めることが出来なかった・・という事になるでしょう。

決める決断は、「決めない」決断よりもリスクがあります。その決断が正しくしても、間違っていても、どちらでも関係なく、批判や誹謗中傷を受けるモノです。世の中の流れが良くなってから・・・という考えでは、いつまで経っても決められないわけです。
この決断にはスピード・・なるべく早く決めなくてはならない。事例1のように、決断を伸ばせば伸ばすほど、状況がよくなるどころか、悪くなる一方です。決断が遅くて良いことは、ありません。

もしも、決断によって悪影響が起きた時も、いち早く抑え込むように行動すれば良いだけです。「失敗したらどうしよう?」と悩んで、闇雲にヒトに相談しても悩みが増えるだけで、無意味です。変化の時代においては、スピードはいちばんと言っていい付加価値と言えます。