㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
近年でも稀な猛暑のせいなのか・・・この夏、怒る方が多いと感じます。
ましてや、経営者には上司というものがいません。さらには、良い年になり、もう10年、20年と怒られた経験がないケースも多く、「自分は絶対的に正しい」と思い込むパターンが、年齢とともに増えていきます。
ですが、経営者はキレてはいけません
絶対にキレてはいけません。
経営者には、上司がいません。よって、経営者が怒るということは、その会社の終わりを意味します。怒られた側は、「なんで?急に怒りだした!?」と思うはずです。そこまで、我慢してたのを知っているのは本人だけですから。
・急に怒りだす社長
・急に怒りだすお客様
・急に怒りだす隣の人
客観的に見れば、怒っている状態で、得をすることは1つもありません。一度怒っただけで、あの人は怒りやすい人と印象を与えるだけです。
さらに経営者がキレてしまった場合、誰が経営者をなだめることができるのか?というと、誰もいません。誰も自分を叱ってくれないし、注意をしてくれません。そうした状況で、キレるということは、自分の会社、事業のストップを意味します。この怒りが傲慢さをうみ、謙虚さを忘れ、取引先、あるいは自分の部下に対して高圧的な態度で仕事をする兆候も出てきます。そのようなことをやっていると、いざという時、本当に協力してくれる仲間を失います。
特に、これが、相手のミスであった場合は特に注意が必要です。
相手のミスに対して、怒る。では、自分がミスがした時は?頼まれたことをやっていなかった、約束の時間をオーバーした、そうした時うすら笑いを浮かべて、誤魔化すはずです。僕もそうだからです。
人のミスは許せず、自分のミスは誤魔化す。これを社員、関係機関、は必ず見ています。見られています。信用を落としていくわけです。
もちろん、経営者もヒトですから、怒りたい時もあると思います。
怒りに我を忘れる時もあるでしょう。
でも、仕事場でそれを出してはダメです。1mmも得はしません。
絶対に、将来の大事な場面でマイナスしか引き起こしません。
辛いです・・が、それが経営者の立場というものですから、しょうがありません。
この怒りを拗らせ、悪態をつく、公で誹謗中傷したり、
特に、この時気をつけなくてはならないのがSNSです。「自分の言いたいを言って何が悪い!?」なんて、子供の論理は社会には通用しません。何も言わないのが正解なのです。
自分の怒りを社会の怒りと同じだと勘違いしている方が多いと思います。他の方は、あえて公の場で言わないだけで、言わないこと、反論されないことを、「容認している」と勘違いしてしまうケースも多いのです。
この「怒り」と「SNS」については、特に注意しなくてはならないと思います。