㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。

経営が悪い時も苦しいが、経営が良い時も苦しいことがある。
今上手くいっている!と思った時に、それは始まっている。
「油断」自分は油断していないと思っているのだが、重々気をつけているのだけども、気づけば油断している・・ということがある。
普段ならやらないようなミス、後から気づけばあの時・・やっておけばよかった・・というようなことが多々ある。

順調にいっていると思う時こそ、気をつけなくてはならない。
経営が悪い時は、細心の注意をはらい、支払い1つ1つに気を配り、神経を使い、対応していきたのに、経営が良くなってきた!と思うと、どんどんその気遣いがゆるくなっていく時がある。
はっきり言うと・・・・そんなことだからダメになってしまうのである。
変化する!というのは、あくまで良い方向へ!変化することであって、悪い方向へ変化することではない。今までできていた事ができなくなる・・という悪循環が、この経営者本人の油断によって、起こる。

どうすればこれらを防げるのか?
人間である以上、防ぐのは難しい。

1つの方法として、
「逆の発想をする」というのがある。
世間一般が思うのと逆を考えるのである。
経営が悪くなってこれば、何くそ!必ず挽回できる!俺はやる!と思う
経営が良くなってこれば、いやいやまずい、必ず落とし穴がある、と思う。

最近も特に思うのだが・・
経営が悪い時に経営者自身も一緒に凹んでいると、本当に暗い。
ガスもやがかかっているのか?
自分はサングラスをかけているのか?
というくらい・・暗い。
こんなに暗いと上手くいくものも上手くいくはずがない。
そう感じるほど暗い。
経営が悪い時に一緒に暗くなっていれば、どんどん悪い方向にしかいかない。
そこでエネルギーを振り絞り、立ち上がるエネルギーに変えないと経営者はいけない。
会社の雰囲気を変える事ができるのは経営者だけなのだ。
そういった時、どうしても足元の悲観だけを見てしまう。
違う。
そういう苦しい時こそ、力を振り絞るのがリーダーの役目なんだと強く思う。